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from the choirgirl hotel(クワイヤーガール・ホテル)

from the choirgirl hotel(クワイヤーガール・ホテル)

  • 発売日:1998年6月5日(日本国内)
  • レーベル:イーストウエスト・ジャパン

収録曲

  1. Spark
  2. Cruel
  3. Black-Dove (January)
  4. Raspberry Swirl
  5. Jackie's Strength
  6. i i e e e
  7. Liquid Diamonds
  8. She's Your Cocaine
  9. Northern Lad
  10. Hotel
  11. Playboy Mommy
  12. Pandora's Aquarium
  13. Purple People (*JapanBonusTrack)

レビュー、メモ

おながのレビュー

初期三部作とは大きく音作りが変わり、弾むリズムと心地良いビートが全面に出た4枚目のアルバム。 ピアノをはじめとする様々な鍵盤楽器が駆使されているが、バンドの一部として機能しており、鍵盤楽器の強い自己主張は感じられない。 バンドとして上手くまとまり、「アンサンブル」している。

いくつかの収録曲について以下感想を。
(1)Spark エフェクトのかかった暗い声で歌いだし、耳慣れない不思議な和音で曲を進行させ、サビの部分でメジャー・コードに転調し、躍動感を感じさせる上手い作りになっている。
(5)Jackie's Strength このアルバム中では異色なピアノ弾語り曲。美しいストリングスのアレンジが施されている。「結婚」と「ジャクリーン・ケネディ・オナシス(ジョン・F・ケネディ夫人)」について歌っている。
(9)Northern Lad アルバム中一番好きな曲。哀愁漂う曲調とかすれた声がすてき。
(10) Hotel バンド形態のアレンジが良い結果として表れた曲。静と動の対比が美しい。
(11) Playboy Mommy  Tori自身が経験した「流産」について歌ったとても悲しい曲。難解な歌詞が多い彼女の作品中、かなりはっきりと分かる形で「流産」について書かれており衝撃的。

ロック色が強いアルバムなので、「初期作品だけ異常に好き」というファンの人には別れ道となった作品のようだが、私はこの作品を一番初めに聴いたので「ロックなお姉さん」としてのToriを愛し、且つ「ピアノ弾語り/オルタナティブ歌姫」としてのToriも愛している。

ユキエさんのレビュー

トーリのジャケットはデビューからとても音にマッチして作られている。このアルバムを支配しているのは深い闇、その中で燃える炎。音はこの頃から今のバンド形態っぽいものになってきたように思う。

RASPBERRY SWIRLのPVでアリスに扮したトーリが小さな迷路を潜り抜け、キリストの絵をぶち破いてダンスフロアーに到着するのを見たときは本当びっくりした。

このアルバムは私が丁度バリ島に移り住んだ頃で、HOTELを聴くと、バリ島の魔術をイメージしてしまう。この浮遊感と次元を行き来する音は、まるでシャーマンのよう。そしてこの曲のクライマックスで力強く、まるで邪気を燃えつくすように現れる声は東洋の火の神が舞い降りてきたように感じた。

一時期、自分を失いそうになって戦っていたことがあったけど(鬱病?)、夜中に金縛りに遭いケイト・ブッシュのNIGHT SCENTED STOCKが頭の中で流れてきて、全く体が凍りきって動けなくなったことがあった。その時にこの曲を呼び出したら、この炎の熱で体を動かせるようになったことがある。

このアルバムだけ日本語対訳を持っていないので、歌詞の理解が足らないのが残念。