


彼女の曲を友人から奨められたのは数年前でした。「トーリ・エイモス?」ある程度洋楽に触れていた私でも、初めて耳にする名前でした。
印象的なピアノのメロディ、ささやく様な、時に絞り出す様な歌声は、感情の色まで見えるようでした。 歌詞に選ばれているフレーズは決して明るいものばかりではありません。絶望・悲哀・迷い・恐れ。しかし、それらをまっすぐに見つめるトーリの歌には、未来に望む「強さ」を感じます。
一番好きな曲は、「変わり続ける世界だからこそ大切にすべきものは...?」と歌った「WINTER」です。みなさんは、どの曲が好きですか?
最後に。一人でも多くの人に、彼女の歌が受け入れられることを、心より願っています。
私が高校の時に出会った、人生の宝物。ピアノ弾き語りという当時異色とも思えるスタイルでシーンに現れたトーリ・エイモス。そのデビュー作。
初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れられません。
不安げで、繊細。
それでいて心にぐさぐさと突き刺さるピアノ。
正直で、赤裸々な歌詞。
高音が美しいが、絡みつくようなボーカル。
特にピアノの表現力は素晴らしく、震えるほど感動したのを憶えています。
発売後14年以上経ち、当時28歳だったトーリも現在44歳の一児の母(!)でもこの作品、少しも瑞々しさを失っていないのが素晴らしい。今でもふと聴きたくなります。
特にM3のSilent All These Yearsは聴くたびに何かを示してくれるような不思議な曲です。
人生に迷った方はぜひ。
記念すべきToriのデビュー・アルバム。その後発表された彼女の全作品に影響を与え続け、Toriの持つ個性、音楽的な要素が、原石としてびっしり詰まって、光り輝いている。歌詞は自叙伝的要素が強く全作品中、一番理解しやすい。
このアルバムに捨て曲は一つもないと断言する。
「Little Earthquakesは拒絶された作品だったわ。このことは知っている人もいるはずね。ピアノの部分をすべて取り払い(笑)、ギターを入れろと私は言われた。というのも当時ピアノはあまり受けない代物で、つまりラジオではかけてもらえないということでね…かなり昔のことよ、1990年のことね…」(Tales of a Librarianプレス向けインタビューより引用)
このToriの発言からも分かるようにデビュー・アルバム制作・発表に際して、彼女はレコード会社と戦っている。レコード会社の言いなりにならず、ピアノ中心の作品を発表し、イギリス及びヨーロッパで人気を得て、最終的に母国アメリカでも絶大な人気と好評を得た。ギターを捨てピアノにこだわり続けたToriの英断は正しかった。
各曲について感想を述べたいが、スペースが限られているので2曲だけ選んで書く。
(3) Silent All These Years 他人や自分の属する環境から拒絶されたとき、人の心はとても傷つく。この曲は聴くだけで心の痛みを治癒してくれる。
(11)Me And A Gun Tori自身のレイプ体験を赤裸々に語っている。無伴奏の曲。Toriは強くてとても勇気のある人だと思う。この曲に救われた人は数え切れないほどいる。