


ゴスペルクワイア(聖歌隊)が参加した1公演のみのスペシャルレアナイト。ゴスペルクワイア(聖歌隊)のメンバーはBeekeeperに参加しているメンバーでもあり、またSweet the StingのビデオにもToriと共に出演している。聖歌隊が参加していることからも必然的にBeekeeperからの選曲が多く、この日だけ演奏された曲目もある。
(4)他の公演では比較的さっぱりとした演奏だけれど、この日は聖歌隊が花を添えて重厚な音楽になっている。
(7)初期作品の名曲。ピアノではなくFender Rhodesを使って演奏している。Fender Rhodesの音はさみしげな雰囲気が出ていて良い。
(8)この曲のカバーはとても納得できるもので、Toriらしい解釈が面白い。ピアノ伴奏で彼女が歌うと不思議な雰囲気が加味されて、曲の魅力が一層増している。
(9)この曲もピアノ伴奏で歌うとMadonnaの原曲とは違ったバラード風になっていて面白い。この曲、Tori一人で歌っているが、せっかく聖歌隊がいる日なのに一緒に歌わないのは勿体無いと思うのは僕だけ?
Toriのファンにはゲイ(男性)が多いので、この日の(8),(9)のカバーはゲイ・ピープルを意識して選曲しているかもしれないと思っている(深読みし過ぎ?)。この二人のカバーを同時に聴けたLondon公演のオーディエンスにとっては印象深い2曲だったのではないかと思う。
(2)ライブ定番曲の一つ。venus live.still orbitingに収録されている演奏と比べると相当ゆっくりしたテンポでしっとり歌いあげている。
(4)力強い演奏で圧倒される。この公演のハイライトのひとつ。Toriの声は癖があり特徴的なので、聖歌隊と一緒に歌っても声が紛れない。ピアノも左手が格好良い。
(6)他の公演と異なりオルガンで伴奏し、アルバムと同じキーで歌っている。もちろん聖歌隊と一緒なので迫力があり格好良く決まっている。この演奏も間違いなくこのコンサートのハイライトのひとつ。
(7)Strange Little Girls収録のカバー。アルバムのアレンジに近いFender Rhodesを使ったもの。かわいい雰囲気の演奏。
(8)聖歌隊と共に歌った最後の曲。アンコールに相応しく力強く歌い上げている。
(9)Fender Rhodesでゆっくりそしてしっとりと演奏。Londonで作曲のヒントを得たこの曲は、いつもToriがLondon公演で取り上げる。終曲らしくきっちり引締まって幕を閉じている。


「The Beekeeper」のリリース後、2005年春から夏の終わりまで行われた「Original Sinsuality Tour(春)」と「Summer of Sin Tour(夏)」のライブ音源集。当然、The Beekeeperからの選曲が多めだが、過去のアルバムからもバランス良く選曲され、インターネット上でToriに歌ってほしいカバー曲を募るなど、面白い企画も実現した。
コンサートで取り上げる曲目について、Toriは「完全に一致するセットリストの公演は無い」とコメントしている。
「90%はその日に起こった個人的な出来事で決めて、その次にその日に起こった社会的な出来事で決めるといった具合よ。」(キーボードマガジン2004年3月号より)
このツアーはUS、EU、そしてファンの熱心な署名活動によって決定し、11年ぶりのオーストラリア公演が行われた。ライブ音源CDは春のアメリカ公演から3つのコンサート、イギリス公演から2つのコンサート、夏のアメリカ公演から1つのコンサートが選ばれている。
当初はインターネットのみで販売開始、2005年末にCDショップでも販売され、クリスマスに合わせてBOXセットも発売された。現在、BOXセットの販売はなく、CD単品での販売のみとなっている。BOXセットには特典として、「The Beekeeper」の各庭をテーマにした6枚のシールが入っている。(以下に掲載)
余談:
「The Beekeeper」を許せないという初期作品からのファンの方々に是非聴いてほしいライブ音源。ピアノとオルガンを組み合わせたToriの弾き語りなので、初期作品のようなアレンジになった「The Beekeeper」収録曲で、きっと目から鱗が落ちるだろう。