DVD

Live At Montreux 1991/1992

Live At Montreux 1991/1992

  • 発売日:2008年9月30日(US)
  • レーベル:Eagle Rock Entertainment

収録曲

1991 Show

  1. Silent All These Years
  2. Precious Things
  3. China
  4. Crucify
  5. Leather
  6. Song For Eric
  7. Upside Down
  8. Happy Phantom
  9. Winter
  10. Thank You (Led Zeppelin)

*live tracks recorded July 3, 1991 Montreux Jazz Festival

1992 Show

  1. Little Earthquakes
  2. Crucify
  3. Silent All These Years
  4. Precious Things
  5. Happy Phantom
  6. Whole Lotta Love / Thank You (Led Zeppelin)
  7. Me And A Gun
  8. Winter
  9. Smells Like Teen Spirit (Nirvana)

*live tracks recorded July 7, 1992 Montreux Jazz Festival

レビュー、メモ

おなが レビュー

青でライティングされたステージの上で、赤毛のパーマは映えて見えるし、椅子に腰を掛けてピアノに向かう姿勢は、背筋が伸びて模範そのもの。彼女が歌っている最中の千変する表情は、今と変わらない。溌剌とした声、ピアノを弾いて歌う姿は、とても魅力的。聴衆は、彼女の音楽を傾聴し、敬意を払い、声援と拍手を送る。

私は1991年の演奏が特に好きで、CDで聴くだけでも感極まるのだが、映像で見ると一層感動する。どの曲も素晴らしい演奏で、それぞれにコメントしたいのだが、特に印象が強いものだけ以下に絞って書くと…

白眉なのは、 Crucify 。後半部分のボーカルは清らかで尊く、その歌声を耳にすると、神聖なものに触れたような気持ちになる。ヤマハの電子ピアノ CP-80 の音が、独特の浮遊感を出していて、この曲にぴったり。

China のブリッジの部分では、"I know you like to hit me boy !" を付け加えて歌っていて、アルバムでこの歌い文句は聴けない。

Winter では、「お父さんに捧げます」と言って歌い始めている。歌詞で歌われている情景が思い浮かぶような素晴らしい演奏。

アンコールで演奏された Thank You 。彼女が大好きな Led Zeppelin の曲を嬉しそうに歌っている。

Little Earthquakes では途中で演奏を止めて、"おしゃべりしに来たの?それとも音楽を聴きに?たくさんお金を払ってきたんでしょう?"とオーディエンスに注意している。92年の曲目は、Crucify, Silent All These Years, Precious Things, Happy Phantom, Thank You, Winter の6曲が、91年と重複しているけれども、スタインウェイ・アンド・サンズ (Steinway & Sons ) を使用しているためか、印象が異なる演奏で、興味深い。

Tori がデビューする前に Montreux Jazz Festival という大舞台で演奏する機会を得たこと、そのときの模様が映像と音源として残り、こうして時を経て商品化されたこと。貴重な映像を自宅で見ることが出来るのは、とても贅沢で幸せなことだと思う。