
1991 Show
- Silent All These Years
- Precious Things
- China
- Crucify
- Leather
- Song For Eric
- Upside Down
- Happy Phantom
- Winter
- Thank You (Led Zeppelin)
*live tracks recorded July 3, 1991 Montreux Jazz Festival
1992 Show
- Little Earthquakes
- Crucify
- Silent All These Years
- Precious Things
- Happy Phantom
- Whole Lotta Love / Thank You (Led Zeppelin)
- Me And A Gun
- Winter
- Smells Like Teen Spirit (Nirvana)
*live tracks recorded July 7, 1992 Montreux Jazz Festival
青でライティングされたステージの上で、赤毛のパーマは映えて見えるし、椅子に腰を掛けてピアノに向かう姿勢は、背筋が伸びて模範そのもの。彼女が歌っている最中の千変する表情は、今と変わらない。溌剌とした声、ピアノを弾いて歌う姿は、とても魅力的。聴衆は、彼女の音楽を傾聴し、敬意を払い、声援と拍手を送る。
私は1991年の演奏が特に好きで、CDで聴くだけでも感極まるのだが、映像で見ると一層感動する。どの曲も素晴らしい演奏で、それぞれにコメントしたいのだが、特に印象が強いものだけ以下に絞って書くと…
白眉なのは、 Crucify 。後半部分のボーカルは清らかで尊く、その歌声を耳にすると、神聖なものに触れたような気持ちになる。ヤマハの電子ピアノ CP-80 の音が、独特の浮遊感を出していて、この曲にぴったり。
China のブリッジの部分では、"I know you like to hit me boy !" を付け加えて歌っていて、アルバムでこの歌い文句は聴けない。
Winter では、「お父さんに捧げます」と言って歌い始めている。歌詞で歌われている情景が思い浮かぶような素晴らしい演奏。
アンコールで演奏された Thank You 。彼女が大好きな Led Zeppelin の曲を嬉しそうに歌っている。
Little Earthquakes では途中で演奏を止めて、"おしゃべりしに来たの?それとも音楽を聴きに?たくさんお金を払ってきたんでしょう?"とオーディエンスに注意している。92年の曲目は、Crucify, Silent All These Years, Precious Things, Happy Phantom, Thank You, Winter の6曲が、91年と重複しているけれども、スタインウェイ・アンド・サンズ (Steinway & Sons ) を使用しているためか、印象が異なる演奏で、興味深い。
Tori がデビューする前に Montreux Jazz Festival という大舞台で演奏する機会を得たこと、そのときの模様が映像と音源として残り、こうして時を経て商品化されたこと。貴重な映像を自宅で見ることが出来るのは、とても贅沢で幸せなことだと思う。